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ロンドンはフランス第6の都市

イギリス英語 フランス語

 BBCが「ロンドンはフランス第6の都市(London, France's sixth biggest city)」(Lucy Ash記者)という面白い記事を載せている。

 どういうことかというと、フランス人の居住人口だけで見ると、ロンドンはリールやボルドーなどを抑えて第6位になるというのだ。

 今回は、BBCの記事を発見する元になった、ルモンド(Le Monde)のブログ記事(La sixième ville française est anglaise)を抄訳する。


 在ロンドン仏領事館によると30~40万人のフランス人がロンドンに住んでいる。その多くはイーストエンド地区に集まっている。
 ルーシー・アッシュ記者は、フランス移民流入の歴史を17世紀までさかのぼり、カトリック勢力が強いフランスで迫害を受けたユグノー(カルヴァン主義者)たちがこの地区にやってきたのが始まりだとしている。

Selon le consulat français à Londres, 300 000 à 400 000 citoyens français vivent dans la capitale britannique, dont nombre d'entre eux dans le quartier d'East End. Un flux migratoire qui, comme le rappelle la journaliste Lucy Ash, remonte au XVIIe siècle, avec l'arrivée des huguenots fuyant les persécutions de la très catholique France.


  記事は主にロンドンを住みかに選んだフランス人の証言でつくられている。
 イラストレーターのマリカ・ファーヴルは今後、ロンドン以外の都市に住む気はないという。
 「7年前、美術学校を出てすぐロンドンに来ました。帰国したいとはまったく思いません」
 マリカにとって、ロンドンは世界に飛び込むための道であり、フランス的な官僚主義から解放される手段でもある。

L'article se compose essentiellement de témoignages de Françaises ayant choisi de vivre dans la capitale britannique. Malika Favre est dessinatrice, et pour elle le choix est définitif : "Je suis venue à Londres juste après mon diplôme d'école d'art. C'était il y a sept ans et je n'ai aucune intention de revenir." Elle considère la ville comme une voie d'accès à la mondialisation et comme un moyen de se libérer de la bureaucratie française.
 

 英企業は仏企業よりも若者にチャンスを与えてくれる。広告会社で働くマリーヌ・シュパンスはそう思っている。英国ではフランスよりも契約を打ち切るのが簡単だからだ。
(訳注:契約終了が容易だということは、労働市場の流動性が高いということだから、若者にもチャンスが多く回ってくる、ということらしい)
 「1年前に転職に踏み切りました。フランスにいたら、転職をしようとは思いもしなかったでしょう。フランスで職を得るのはとても難しいから。フランスではいったん就職したらその仕事にしがみつくしかないんです」

Pour Marine Schepens, qui travaille dans une agence de pub, les sociétés britanniques sont plus disposées à donner une chance aux jeunes personnes que les sociétés françaises, car il est plus facile pour elles de mettre fin aux contrats qu'en France. "J'ai changé de carrière il y a un an, mais je n'aurais jamais fait ça en France. J'aurais tout de suite pensé 'j'ai tellement de chance d'avoir un travail - je dois m'y accrocher'", assure-t-elle.
 


 ボルドー出身のジャーナリスト、ナデージュ・アルジーヌはフランス人コミュニティー向けのサイトを作っている
 「ヴァカンスを楽しみたいならフランスに残ったほうがいいけど、冒険してスキルを高めたいのならロンドンに住むべきでしょう」

Nadege Alezine, une journaliste de Bordeaux, a elle créé un site Internet destiné à la communauté française, intitulé Bealondoner.com. "Si vous voulez la sécurité et des belles vacances, restez en France. Si vous cherchez l'aventure et à acquérir de nouvelles capacités, il faut venir ici", juge-t-elle.
 

 ロンドンの住居費の高さについても触れる必要があるだろう。パリの2倍も高いのだ。マリカは語る
 「ブリックレーン(訳注:イーストエンド地区の通り)には南京虫やネズミもいるんですが、アパートの家賃は、フランスでアパートを買えるぐらい高いです」

Pourtant, il faut souligner le prix exorbitant des logements londoniens, deux fois supérieurs à ceux pratiqués à Paris. Malika témoigne : "A Bricklane, nous avions des punaises et des rats. Pour la même somme, j'ai loué une chambre, tandis qu'en France des amis avaient leur propre appartement."
 

 ウィキペディアによると、ロンドンの人口は近郊を含めると約1260万人。その中の30~40万人ということなので、結構な割合だろう。
 この多さを考えるために、東京の中国人人口を考えよう。
 サーチナの記事によると、東京に住む中国人は約16万人。東京都の人口は約1300万人。つまり、ロンドンのフランス人は、東京の中国人の2倍から3倍近くいるということだ。
 当然、これだけ多くのフランス人が流入すると、イギリス人との軋轢も起きるだろう。
 BBCの記事はそのあたりのことも書かれているようだが、話が長くなるので、また別の機会に触れたい。




 
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